飛び降りというカテゴリのスタントには、いくつかの落ち方があり、飛び降り(回転も出来る)・素とび(そのまま落ちる)・背落ち(背中から落ちるやキリモミも出来る)ポセイドン(足を前に背中から落ちる)落下の衝撃を吸収する為に、組み立てた段ボール箱を重ねた上に分厚いマットを用いて、着地に備える。飛び降りるスタントマンは、落ちながら着地寸前で体をひねり、背中から体を曲げるようにして着地する。そうしないで、そのまま前面から落ちた場合、衝撃で体はエビぞり、背骨を骨折して、再起不能となってしまう。
落っこち役の憧れ、「池田屋階段落ち」とこの画像にはテロップが入っているが、殺陣の後に、切られたダメージを受けたまま、高さのある階段を転がり落ちていく。
スタントマンは落ちながら、次に階段のどの部分に体を当てて落ちるか!と、自分で落ちる先を見極めて転落していくのだが、当然スタントマンとはいえ、計算して落ちていながらも、体のあちこちを落下しながらぶつけていくので、痛くない訳がない。
しかし、彼らにとっては、これこそが最大の見せ場なのもまた確かである。